【哲学カフェ】「自分の人生は自分で選べる?」〜江田島ELCAP 哲学カフェ〜
江田島中町公民館で、ELCAP(Etajima×Local×Calture×Art×Philosophy)のメンバーが哲学カフェ※ をすると聞き、参加してきました〜!
今回のテーマは「自分の人生は自分で選べる?」
対象は、江田島にお住いの20代〜60代の女性、9名。
ちょっと重いテーマで、どうなることかと少し不安でしたが、本質的で、じっくり考えたい「問い」がいくつも出てきました。
・小さなところでは選択できるが、大きなところでは選択できない
・「選択できる自由」って何?
・選択肢が多すぎたり、選択の基準がなかったりすると不自由。
・幸せ・いい人生ってどんなもの?
・「選択できる」というcanで語れるのはこの時代だから。本当は、法律や文化や時代背景に制限される。
・選び方やプロセスこそが大切。人生をかけて、自分にとっての「選ぶ基準」を探しているように思う。
・人生は洗濯(洗濯)物
リアルで具体的な人生経験に基づいた言葉の一つひとつが胸を打ちました。
机上の空論ではなく、生活を営む上で紡ぎ出される言葉には、力、色、重みを感じます。
松川さんの、参加者一人ひとりの言葉の背景を読み取る、「待つ」ことができる進行には毎度ながら感じ入ります。「多文化共生」や「社会的包摂」などといった概念を具現化するのは、結局、こうした一人一人の人間・市民の態度かと。
一市民として当たり前に、このような働きかけができるようになることが私の目標の一つです。
そして、今回が初めての江田島上陸!
美しい海・山・内海に囲まれた変化に富んだ地形に加え、 古くは海運の拠点であった港、今も自衛隊に活用されている旧海軍の官舎など、歴史・文化・産業等いくつもの軸や要素で編まれた島。今度、ゆっくり色々と巡りながら探索してみたいものです。
※ 「哲学カフェ」とは
1992年、パリの街角のカフェで生まれ、日本では1999年から始まった、年齢・性別・職業・経験・社会的立場など、あらゆる違いを超え、誰もが平等に話し合う場。 「お金があったら幸せ?」「平等って何?」「人生に恋愛は必要か?」など、私たちの暮らしに関わるテーマについて、飲み物片手にみんなで話し合い、結論を出すのではなく対話そのものを楽しみながら、共に考えます。
【告知】
9月18日(月・祝)に、岡山大学 まちなかキャンパス 城下ステーションにて、「安心って、なに?」というテーマで哲学カフェの進行をさせていただきます。
初めての進行役ですが、参加者の皆さんから多様な意見を引き出せれば嬉しいです。
既に定員一杯でお申込みは締め切らせていただいておりますが、終了後レポートいたしますので、興味を持っていただけた方はそちらをご覧いただければ! 今後も定期的に岡山の街中で気軽に参加できる哲学カフェを開催したいと思っています。